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職場での器用貧乏な人物のメリットとデメリットとは?どういう人物を目指したらいいのか

はじめに

器用貧乏は英語だと「Jack of all trades, master of none」と言い、英語でも何世紀も前から使われている言葉です。これは多くの異なる仕事をこなそうとするが、特定の分野や技術に特化しない人のことを指します。一見すると、このタイプの人は複数の役割と責任を引き受けることができるため、組織にとって貴重な資産に見えるかもしれません。しかし、器用貧乏には長所と短所があります。今回は、そのメリットとデメリットを詳しくご紹介します。

長所

1. 素早く適応する能力

器用貧乏であることのメリットの1つは、新しい課題に直面したときに素早く適応できることです。このタイプの人は、幅広い業務に精通しているため、他の人からの追加トレーニングや指導を必要とせず、与えられた状況の要件に応じて自分のスキルセットを容易に調整することができます。このため、さまざまな分野で価値を提供できる汎用性の高い人材といえます。

2. 幅広い知識ベース

問題解決において、多くの分野にまたがる知識を持つことは非常に重要です。器用貧乏は、様々な情報源から得た情報を蓄積することで、難しい問題に取り組む際により広い視野を持つことができます。そのため、他の人が思いつかないようなクリエイティブな解決策を考え出すことができます。

3. 柔軟性

必要に応じて役割を分担し、仕事を進めることができる器用貧乏は、職場において非常に柔軟な人材といえます。複数のテーマについて包括的な知識を持つだけでなく、さまざまな手法やプロセスを経験しているため、その時々に必要なことに応じて簡単にギアを切り替えることができるのです。この特性は、迅速な意思決定が必要な危機的状況や、職場環境に予期せぬ変化が生じた場合に特に有効になります。

4. 時間管理能力

器用貧乏な人は、常に複数の仕事やプロジェクトを掛け持ちしているため、時間管理能力も高いことが多いようです。仕事の優先順位をつけることがいかに重要かを理解し、品質や細部へのこだわりを犠牲にすることなく、必要な時間内にすべてを完了させることができるのです。そのため、厳しいプレッシャーや納期の中でも、高い生産性を維持することができるのです。

短所

1. 専門知識の欠如

オールマイティに働くことの欠点は、知識ベースの深さよりも広さのために、特定の分野やトピックの専門家になることができないことです。多くの分野に精通していても、特定のテーマやタスクに特化した人たちと同じレベルの専門知識を提供することはできないため、特定の分野での理解を深めようとしない場合キャリアアップの機会が制限される可能性があります。

2. 目標を設定するのが難しい

もう一つの欠点は、特定の分野に集中できないため目標設定が困難なことです。具体的な目標がないため、達成度を測るのが難しいのです。

3. 忙しすぎる

最後に、仕事量を適切に管理することに注意を払わないと、あまりにも多くの仕事を抱えすぎてあっという間に燃え尽きることになりかねません。複数の役割を同時にこなそうとするため、器用貧乏のような人は、仕事量が多すぎてイライラしたり疲れたりすることがあります。

まとめ

器用貧乏であることはメリットとデメリットの両方あります。私自身、器用貧乏である自覚があり色々なタスクをこなせている自覚はあります。

しかし器用貧乏であるが故、種を蒔いて双葉がで始めた頃に、専門家のように知識がある人や一つの分野しか仕事が出来ない人に仕事を取られることが多々ありました。

特定の技術に秀でているわけではないので仕方がないことなのですが、自分の仕事を取られることは正直面白くはありません。対策としては、特定の分野を専門家の域にまで昇格させる、またはマネージメントの立場で複数の専門家たちに仕事を任せる側になると言ったことが考えられます。

三国志に出てくる劉備張飛関羽趙雲孔明・鳳統といった武や知のスペシャリストたちに支えられて蜀という国を興すことが出来ました。

器用貧乏の皆さんも幅広い知識を武器に劉備を目指してみてはいかがでしょうか?