※ 掲載内容は寄稿日現在の情報です。現在も本記事の職種が同条件で募集されているかどうかは要確認
はじめに
株式会社グロービスは、日本最大級の経営大学院を運営する教育事業を中心に、投資事業や出版事業など多岐にわたる事業を展開する企業です。今回は、同社のグロービス・デジタル・プラットフォーム部門（GDP）で募集されているプロダクトマネージャー職について詳しく見ていきます。
この職種は、HR-Tech SaaS事業におけるプロダクト開発の中核を担う重要な役割です。企業の育成DXを推進するプロダクトの開発に携わり、ユーザー価値の最大化を目指す仕事です。
グロービスの事業展開と成長戦略
グロービスは1992年の設立以来、経営に関する「ヒト」「カネ」「チエ」の生態系を創り出すことをミッションに掲げ、着実に事業を拡大してきました。現在では、経営大学院の運営、法人向け研修サービス、個人向けオンライン学習サービス「GLOBIS 学び放題」、企業向けSaaSプロダクト「GLOPLA LMS」など、多様な教育サービスを提供しています。
さらに、ベンチャーキャピタル事業や出版事業も展開し、ビジネスナレッジの普及にも力を入れています。この多角的な事業展開は、グロービスの成長戦略の核心であり、今後さらなる発展が期待されます。
Ed-Tech業界のトレンドと将来性
Ed-Tech（Education Technology）業界は、テクノロジーを活用して教育の効率化や個別最適化を目指す分野として、近年急速に成長しています。特に、コロナ禍を経て、オンライン学習の需要が爆発的に増加したことで、業界全体が大きな転換期を迎えています。
グロービスが展開する「GLOBIS 学び放題」や「GLOPLA LMS」は、まさにこのトレンドの最前線に位置するサービスです。今後は、AI技術の進化によるパーソナライズド学習の実現や、VR/AR技術を活用した没入型学習体験の提供など、さらなる革新が予想されます。
プロダクトマネージャーの役割と重要性
グロービスにおけるプロダクトマネージャーの役割は、「ユーザー価値を届けるためにいつ何を作るか」に責任を持ち、あらゆるステークホルダーと協働しながら、プロダクトのアウトカムを最大化することです。具体的には以下のような業務が含まれます：
- プロダクトのビジョンやロードマップの策定
- メトリクス設計、データ分析、改善案の提案
- ユーザーインタビューや市場調査などの一次情報収集と分析
- 事業計画の策定や法務調整
- 開発案件の優先順位づけ
- スクラム開発におけるプロダクトオーナーの役割
- 多様なステークホルダーとの協働
- プロジェクトの計画と推進
これらの業務は、プロダクトの成功に直結する重要なものばかりです。プロダクトマネージャーの判断や行動が、サービスの方向性や成長速度を大きく左右すると言っても過言ではありません。
求められるスキルと経験
プロダクトマネージャーには、テクノロジーに関する深い理解と、ビジネス感覚の両方が求められます。具体的には以下のようなスキルや経験が重要です：
- プロダクト開発の経験（特にSaaS製品）
- データ分析とそれに基づく意思決定能力
- ユーザーインサイトの抽出と活用スキル
- プロジェクトマネジメント能力
- 優れたコミュニケーション能力
- アジャイル開発手法（特にスクラム）への理解
- Ed-Tech業界に対する興味・関心
また、Ruby、Rails、React、TypeScriptなどの開発言語やフレームワークに関する基本的な理解があると、エンジニアとのコミュニケーションがスムーズになります。
グロービス・デジタル・プラットフォーム部門の現状と将来展望
グロービス・デジタル・プラットフォーム部門（GDP）は、2016年の設立以来急速に成長し、現在では300名以上のメンバーを擁する大規模な組織となっています。「日本発、世界をリードするEd-Techカンパニーになる」というビジョンのもと、国内事業だけでなく海外展開も積極的に推進しています。
現在、GDPでは「GLOBIS 学び放題」「GLOPLA LMS」「ナノ単科 / nano-MBAプログラム」など、複数のプロダクトを並行して開発・運用しています。これらのプロダクトは、それぞれが大きな成長ポテンシャルを秘めており、今後さらなる進化が期待されます。
特に注目すべきは、AIと動画を使った学習プログラムの開発です。これは、Ed-Tech業界の最新トレンドを取り入れた革新的な取り組みであり、グロービスの競争力を大きく高める可能性を秘めています。
プロダクトマネージャーのキャリアパス
グロービスでのプロダクトマネージャーとしての経験は、キャリアの大きな転換点となる可能性があります。以下のようなキャリアパスが考えられます：
- 上級プロダクトマネージャーへの昇進
- 事業部門の責任者への登用
- エンジニアリングマネージャーへの転向
- データサイエンスなど他分野へのキャリアチェンジ
- 海外拠点の開発組織の立ち上げ
- 大学院・スクール・法人向け研修の講師
特筆すべきは、グロービス経営大学院の受講支援制度や海外短期留学支援制度が充実していることです。これらを活用することで、プロダクトマネジメントスキルだけでなく、経営全般に関する知識も深めることができます。
働き方と職場環境
グロービスでは、ワークライフバランスを重視した働き方を推奨しています。具体的には以下のような特徴があります：
また、全社リトリート（宿泊研修）や部門リトリートなど、部門を越えたコミュニケーションを促進する取り組みも充実しています。これらの制度は、従業員の成長と会社の発展の両立を図る上で重要な役割を果たしています。
グロービスの企業文化と価値観
グロービスの企業文化は、「創造と変革の志士」を育成するという理念に基づいています。この文化は、以下のような特徴を持っています：
これらの価値観は、プロダクトマネージャーの仕事にも大きく反映されています。ユーザー価値の最大化を追求しながら、同時に社会的意義のある製品開発を目指すことが求められます。
募集内容から見るグロービスの現在のステージ
今回の募集内容から、グロービスが次のようなステージにあると推測できます：
- デジタル transformation の加速期
- グローバル展開の本格化
- プロダクトラインナップの拡大期
- 組織の急成長期
特に、GDPの規模が300名を超えていることや、複数のプロダクトを並行して開発していることから、デジタル事業への注力度の高さがうかがえます。また、海外展開も積極的に推進していることから、今後はグローバル市場でのプレゼンス拡大が期待されます。
まとめ
グロービスのプロダクトマネージャー職は、Ed-Tech業界の最前線で活躍できる魅力的なポジションです。急成長するデジタル事業部門で、自身のスキルを最大限に発揮しながら、社会的インパクトのある製品開発に携わることができます。
特に注目すべきは、グロービスの持つ教育コンテンツの質の高さと、テクノロジーの融合です。これは他社には簡単に真似できない強みであり、今後のEd-Tech業界での競争力の源泉となるでしょう。
プロダクトマネージャーには、このユニークな強みを最大限に活かしたプロダクト開発が求められます。それは同時に、自身のキャリアを大きく飛躍させるチャンスでもあります。
Ed-Tech業界はまだ発展途上であり、今後さらなる革新が期待されます。その最前線でプロダクト開発に携わることは、非常にエキサイティングな経験になるはずです。グロービスのプロダクトマネージャー職は、そんなチャレンジングでやりがいのある仕事を求める方にとって、理想的な選択肢と言えるでしょう。
